JUGEMテーマ:日記・一般
写真のモノは 唐箕(とうみ) と言う農機具の一つです。
昔は稲の刈り取りは手作業、その稲から籾を外すのも手作業で行っていて、その時に藁クズとか細かいゴミが籾の中に混じったりします。
そのゴミ等を風の力を利用して吹き飛ばし、籾を選別する道具として使われていました。
上にある漏斗から籾などを入れ、ハンドルを回す事でフイゴが回り風は起きます、籾を落とす量と風の風量のバランスをとるのが難しかったそうですが、作業効率は飛躍的にアップしたそうです。
作業の内容としては、籾とゴミの選別だけで無くて籾擦り(籾と米を分ける作業)をした後の籾ガラの選別や、大豆、小豆、ソバ等多岐に渡ったとか・・・これを考えた人は賢かったんでしょうなぁ〜。
うちでは米を作っていますが脱穀や籾擦りはかなり以前から機械で行っています、唐箕で作業をした記憶ってのが曖昧なんですよねぇ〜、それでも子供の頃は唐箕のある風景ってのを覚えていて、回して遊んだ記憶もあります。
主に大豆などの豆類を唐箕にかけていたと思うのですが・・・その唐箕はかなり前に処分したように思います。
写真の唐箕は数年前にオヤジがどこからか持って帰ったもので、ほとんど痛んでいない所を見るとどこかの家の小屋の中で眠っていたものでしょう。
こんなもの持って帰ってどうするの?って聞いたら「お前の事じゃけぇ、もしも色気を出して蕎麦か何かに手を出したら必要になるかと思ってよ!」って言われた。
ははぁ、確かに夏に地元主催の男性料理教室で蕎麦打ちを体験した時に「面白かったんで、今年の年越し蕎麦はオレが打つ!」って言いはしたが・・・もしそうだとして、蕎麦を栽培しても唐箕だけあってもどうにもならん気がするんだがなぁ〜。
まぁ親心と思って大切にしよう。
親心と言えば、うちの前には広大な空き地がある、前の山を切り開いて宅地にした時の残土を入れた空き地なのだが、石や礫が多くてどうしたものか・・・と思っている、親父が何か植えようと言い出してトチの木の苗を買ってきた!実が成ればモチにもできるって話だが・・・トチの実って灰汁抜きが大変だって聞くぞ。
買ってきた苗は長さ十数cmのほんの苗!これって実を付けるようになるのに何年かかるんだ?
さて写真の唐箕、九州号って書いてある・・・って事は、関西号とか四国号とかもあるのかな?
そう思ってちょっと調べてみると、写真として色んな形の唐箕は載っているのだが型式めいた話は見つからなかった。
しかし「九州号は何が九州っぽいのだろう?」とオレの中で勝手に想像が膨らむ、ひょっとしたら投入する穀物の種類に応じて特化しているのかも?例えば豆類が九州号で米が東北号とか・・・って!
そう考えるとちょっと面白くなってきた、今度近所のじいちゃんにでも聞いてみよう。
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