一昨日、市内に建設中の風力発電施設の地域住民向け見学会があったので参加してきました。
主催者側は「まぁ、30人〜40人程度だろうから観光バス1台で充分か?万が一に備えてマイクロバスを数台用意しておくか・・・」って腹積もりだったらしいんだけど、フタを開けてみると当初の予想を遥かに越える盛況ぶり!オレがもらった整理券が85番だったので、全体では100近いかと・・・。
最初1回のみの見学会だったのだけど、人数が増えすぎてしまったため急遽2回目を実施!1回目にあぶれたオレ達夫婦は2回目に参加する事となった。
さて、見学会の流れは建設が終わって調整中の風車の前で概要の説明、次いで内部の見学、合計9基になる設備全体をバスで移動しながら見学、建設中の風車の見学、と言った流れで進みました。
外部は・・・まぁ最近はどこにでもあるので大して目新しくはないけど、それでも国内最大級の風車タワーは見上げるとその巨大さに目眩と延髄の痛みを覚えるほど・・・。
工業高校出身で今も物造りを生業としているオレにとっては施設のスペックよりも使われている素材や技術のほうが興味の的、ブレード(羽根)はG−FRPって材質らしい、なんだかSF用語みたいだ。
他では滅多にしないタワー内部の公開が今回の目玉!とは言うもののパイプを積み上げたタワーの中はガランとした空間、タワーはパイプは4本を繋いでいるので繋ぎの部分には床があり、便宜上4フロアーと呼称しているそうです。
そのタワーの内部には真っ直ぐ上まで伸びる階段がありました、営業稼動前には2人乗りのエレベーターも設置されるそうで、階段の横には歯車と同様の歯を持った真っ直ぐな棒=ラックが設けてありました、「昇ってもいいですか?」の問いに笑顔で「ダメです!」と答えられたのは言うまでもありません。
しかしタワーの高さは80m、これを階段で昇っていくのかぁ〜、想像しただけで腕が疲れるわい!
写真の設備は入り口のすぐ上にあった消化設備です、普段人気はないので何かあったら自動で作動するそうですが、それでも「消化設備」と解かるように紅く塗られているんですねぇ〜。
その後各風車をバスで回り、最後に現在8本目として建設中の9号機へ!訪れた時は3枚のブレードを取り付ける ハブ と言う機械を今から吊り上げるところでした、が・・・クレーンが動かない・・・ハブが取り付けられるナセルって部分の内部で機械を締め付ける作業がまだ終わらないって事でした。
そういえば「キュンキュン」って変わった声の鳥だなぁ〜?って思っていたのは、ナセルの内部でボルトを締め付けている音だったようです。
約90分の見学会でしたが中々面白いものを見せてもらいました、特にタワー内部は滅多に見る事ができないので貴重な経験かと!タワー内部の写真は撮ってもOKって言われたんですが、ブログ上に掲載するのはどうかと思い躊躇しました。
まぁ撮ってOKなら、載せても問題はないんでしょうけど・・・。
この風力発電設備が稼動すれば市内全世帯の87%が一年間使用するに相当する電力が賄えるそうです!で、この設備の建設費用が60億円!!
ん?60億円!おや!?うちの会社で現在建設中の微粉炭ボイラーとほぼ同じじゃないですか!!
電力の安定供給って面では問題があるかもしれないけど、風力発電は設置してしまえば発電原料はコストの掛からない風!案外こっちの方がよかったかも・・・。
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