子供の頃から火薬の匂いに憧れていた。
あの強烈な炸裂音にしびれていた。
事の後の静かな余韻と微かな香りにときめいていた。
そして、その子供はこんな大人になってしまった!
オレのルーツ、その一つはこの花火銃だ! もっとも最初に手に入れたものはこういった銃の形ではなくて、ロケット型のものだった。
先端が金属製で紙火薬を込められるようになっており、込めて空中に放ると先端から落下、火薬が鳴る!って仕組みのものだ。
方々探したんだが、オレの周りでは入手できなかった・・・代わりと言ってはなんだが、写真のリボルバー型(どうも コルト・パイソン らしい)のものを載せてみました。
この銃だって、オレが子供の頃に手にしたものとはちょっと違う!昔はキャップ火薬ではなくて巻紙式の紙火薬だった!!
銃の側面を開いてトイレットロールよろしく巻いてある紙火薬を込める、定かではないが2〜30発はあったかもしれない・・・引き金を引くと連発で音が鳴る!
実はオレがしびれていたのは音だけではない、それは匂い!硝煙っぽいあの匂いがたまらなく好きで鳴らした後は良く銃口に鼻をつけたものだ、もちろん当時TVで見た西部劇の影響もあっただろう、チャールズ・ブロンソンを見て現代のガンマンに想いを巡らせたものだ。(しかし、当時まだ幼稚園児)
実家は兼業農家で、親父はサラリーマン&農業って言うスタイルだ、子供の頃からこづかいは無かった、欲しいものほ両親に直訴して認められれば購入できるってシステムだったので、銃関係のオモチャは買ってもらえなかった。
それでも中学校に上がってからはこづかいって制度が出来、毎月のこづかいを貯めてはモデルガンを買ったものだった! しかし完成品は高嶺の花、買えるのは雑誌誌上でのメーカーバーゲン品か組み立てキットのみ!
けれど、これが良かった!何よりモデルガンの内部機構について勉強できたのだ!! (この辺りについては後々書くとして・・・)
人に 「君は何故銃に憧れるの?」 って聞かれたら、オレはこう答える 「完成された機能美に惹かれるから!」と。
芸術的な造形美や絵画の美しさってのは実ははっきりわからない・・・しかし、目の前にあるリモコンの人間工学に基づいた使いやすさ・美しさってのはわかる気がする、銃についてもオレの中では同じような事が言える。
人間が造り出した工業製品の中で、銃ほど機能的に完成されたものはないだろう、その部品・機構、どれをとってもムダや誇張も無く、すべてがただ一つ「弾丸を発射する」と言う目的のためにのみ存在・完成された、機械・機能である。
一つの目的のために進化しつづけたそれはいつの間にかその存在だけで人の心を魅了する産物になってしまったのである。 身の周りを見渡せば、案外そういった工業製品ってあるものです。(それは又、別の機会に・・・)
そんなオレのハートを射止めた魅力的な銃の抒情詩的なページ、暫しのお付き合いの程よろしくお願いします。
念を押しますが、あくまでも合法的な範囲での趣味ですんで・・・。
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