今年も師走がやってきた、我が家では年末が近づくと2度餅つきをします。 一度目は25日頃、クリスマスに併せて・・・ってのはウソ!親戚に送る歳暮代わりの餅、二度目は我が家で正月に食べる餅です。
我が家では古式ゆかしく木製の臼と杵で搗きます、そして私の最高の喜びが写真にもある「おろし餅」である! 搗き立ての餅を大根下ろしで和えただけのシンプルな味ではあるが、これが大好物でしかもこの時にしか食べられないって代物なのである。
下ろし餅にする餅は普通の餅の倍近い回数を搗いた餅である、これはどういう事かと言うと、我が家がある集落には「正月の餅は焼いて食べない」と言う風習があって、そのため正月餅は餡子を入れない平餅で作られる。 しかし餡子を使った正月餅があって、それは「こぶか餅」と言い餅の周りに餡子をまぶした・・・言うなればオハギの餅ヴァージョンである、餡子が回りにあるため焼けないんですなぁ!
餅は時間が経つと固くなる、そのためこぶか餅用には倍近い回数を搗いて軟らかい状態を保つよう工夫しているのである(大福と似たようなものである)。 この餅が下ろし餅に最適なのである!
何故正月餅を焼かないか?子供の頃から不思議でしょうがなかった、ある時思い切って聞いてみた。
「正月もちを焼くとどうなるの?」
「焼けば田植えの時期に風が吹いて田植えにならん。」
「うちだけが焼いたらどうなるの?」
「うちの田んぼだけに風が吹いてしまう。」
「・・・・・?」
うぅ〜ん、なんともミステリアスな会話だった!
そういえば、東京の友人に数年前から餅を送っている、「ぜぇ〜ったいに焼かないでね!」と言って送っているのだが、「すいません、焼いてしまいました。」と言う返事が返って来る、しかしその年の田植えに風が吹いてどうしようもなかったって事は無いし・・・神様の目は地域限定なのだろうか?
何はともあれ今朝も餅を搗いて腹一杯におろし餅が食べられたって事は、今年一年が平穏無事に過ごせたって事だろう。
来年はどんな年になるのだろう?私事ではあるが来年はちょっと借金をしなければならないようである、利息の事を考えればもう少しこのままの方がいいかな?と考える師走のこの頃である(わがままですね、すいません)。
来年の行く末を考えながら、今年のブログ納めとしよう! さて、今夜は馬刺しで親父と一杯やるか!!
では、良いお年を!!
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